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ハーマンミラーストアでは2011年よりアーロンチェアのオーバーホールサービスを開始しております。
これは長年アーロンチェアをご愛用頂いているお客様や、ご友人から譲り受けた方など、これからも末永くハーマンミラー製品をご愛用頂くために、清掃・点検を行うプログラムです。オーバーホールは11項目の事前検品と、10の作業工程で構成され、ハーマンミラーメンテナンスの熟練したテクニカルスタッフの手により1台1台丁寧に行われます。
今回の特集では作業工程と、それに携わるテクニカルスタッフのインタビューをご紹介していきます。

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事前検品

お客様からお送り頂いたアーロンチェアは、オーバーホール作業前に以下項目にて事前検品を行います。検品時に不具合が見つかれば、レポートが作成されオーバーホール時に修理が行われます。(※1)


事前検品項目

・ 製品品番と製造年月日確認
・ リクライニング時の異音検査
・ 背もたれ・座面の検査 〈テンションの確認、ボルトの錆、欠損〉
・ 座面先端部分クッションの検査
・ ランバーサポートやポスチャ-フィットパッドの検査
・ 左右ア−ムパッドの検査
・ ア−ムパッド内スクリュ−の状態検査 〈破損・欠損〉
・ スイングア−ムの機能検査
・ メカニズムのカバ−の検査
・ ベースの検査 〈傷・錆〉
・ キャスタ−の検査 〈摩耗・傷・欠損〉

(※1) 修理時の交換パーツにつきましては別途費用が掛かります。
費用につきましては、ハーマンミラーメンテナンスより御見積りをご案内させて頂きます。
point修理・交換パーツの料金表はこちら



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オーバーホール作業手順

1.背もたれ、座面フレームの清掃

背もたれ、座面をフレームから取り外し、埃と汚れの除去を行います。

2.ランバーサポート、ポスチャ−フィットパッドの清掃・交換

ランバーサポート、ポスチャーフィットは共に着座時の姿勢をサポートする機構です。(※a)
ランバーサポートは1994年の発売当初より採用されているサポート機構で、細長いウレタン素材のパーツによって、背骨(腰椎)をサポートします。 ポスチャーフィットは2003年に発表された現在のスタンダードとなる新しいサポート機構です。腰痛治療におけるスペシャリストであり、バイオメカニクス、人間工学の分野で数々の特許を持つブロック・ウォーカー博士と共に開発。従来のサポート機能であるランバーサポートのように背骨(腰椎)をサポートするのではなく、背骨が正しいカーブを描くように骨盤(仙骨)をサポートします。

(※a) オーバーホールサービスお申し込み時にランバーサポートからポスチャーフィットへの仕様変更も可能です。

3. 各調節ワイヤ−の清掃

上下昇降ワイヤー、前後傾ワイヤーを取り外し、埃と汚れの除去を行います。

4.左右アームパッドの清掃・交換

左右アームパッドを取り外してスクリュ−パーツ(※b)を分解、埃と汚れの除去を行います。

(※b) アームパッドの角度を水平方向に〈内側・標準・外側〉の3箇所に固定するパーツです。


5.左右スイングア−ムの清掃

左右スイングアーム(※c)をチルトメカニズム(※d)から外し、専用洗浄液を使用し埃と汚れの除去後、グリスアップを行います。

(※c) スイングアームは背もたれ、座面フレームを支えるメインフレームです。
(※d) チルト調整ユニットが組み込まれたメイン機構です。


6.チルトメカニズムの清掃と調整

チルトメカニズムを取り外し、内部の埃と古いグリス汚れを除去後、潤滑剤を使用しながら調整を行います。

7.ガス圧シリンダ−の清掃

ガス圧シリンダーをベースから取り外し、古いグリス汚れの除去と、グリスアップを行います。

8.ベースの清掃

ベースからキャスターを取り外した後、専用洗浄液を使用し埃と汚れ、キャスター軸受け内のゴミを取り除きます。

9.キャスタ−の清掃

工程8で取り外したキャスターは、回転軸内に入り込んだゴミや髪の毛まで1つ1つ丁寧に清掃します。

10.組み立て

組み立ては専用工具を使用し、適正トルクにて正確に行います。また、各部ネジ類は全てパーツクリーナーで古いグリスを洗浄、グリスアップ後使用します。


このように、細やかな工程を経てオーバーホールされたアーロンチェアは、最終検品が行われ、 ハーマンミラーメンテナンスから全国のお客様のもとに届けられます。
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テクニカルスタッフから

「アーロンチェアは発売から20年以上経っており、環境への配慮や機能・耐久性の向上の為、多少のマイナーチェンジはありますが、現在でも全ての箇所の修理が可能です。
オーバーホールサービスでは単に分解・洗浄を行うだけではなく、長年積み重ねてきた経験に基づき、部品の金属疲労等から今後起こり得るかもしれない不具合を事前に予測し、解決出来るよう心掛けております。
是非オーバーホールをご利用頂き、これからもアーロンチェアを永くご愛用して頂きたいと思っております。」